2020.01.30 リハビリ病院から家へ戻って在宅療養になった直後は転倒しやすい!
タグ:半側麻痺(片麻痺), 注意障害, 神経心理カウンセリング, 脳科学, 記憶障害, 認知機能, 認知症, 高次脳機能障害
あるクライエントの方が最近、リハビリ病院を退院されて、家に帰られました。
おうちの方では介護ベッドを用意して、必要なところに手すりも設置されて、万全の態勢だったのですが、帰られて2日目に、宅配のお弁当が届けられた時、玄関までの廊下で転倒されて、麻痺している阪神が下になった、身動き取れない事態になりました。
幸い、宅配業者さんが担当のケアマネージャーに電話をされて、ケアマネージャーさんから看護師さんに連絡がされた、すぐに看護師さんが駆けつけられたので、大事には至りませんでした。
まだ50代の方ですが、片麻痺で転倒して、骨折などと言う事態になったら、寝たきりの状態にもなりかねません。
脳卒中患者が退院後に過程で転倒した割合は63.3%と報告している研究もあり、退院後の転倒にもっと注意を向けたほうが良いようです。
リハビリ病院からの退院、あるいは施設から対処されて家に帰られた時に気をつけたいことですが、
家に変えると元気だった時の感覚で、ついうっかり動いてしまい、転倒されるケースが結構あります
。
人間は取り巻いている環境の中で体が自然とその環境の中での動きを記憶していきます。
例えば、しばらく仕事をしていなかったので、久しぶりにできるかなと思ったけど、すぐに体が思い出したよとか、しばらく運動していなかったけど、やってみたらすぐにコツを思い出したよとか。
以前に取り巻いていた
環境が刺激になって。体感として覚えていた記憶が、想起されるといった感じです。
この方の場合も、「うっかり、自分に麻痺があることを忘れて、普通に立ち上がってしまった。」とおっしゃっていました。
気をつける以外にしょうがないのですが、
「家に戻ったら、身体が勝手に麻痺がなかった以前の時と同じように動いてしまうかもしれない」
ということを、知っておいていただくと、注意の仕方お随分変わってくるかと思います。
今日の記事がどなたかのご参考になれば幸いです。


