コギト・ブログ

2020.07.29 セルフ・ハンディキャップ

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社会心理学の概念に「セルフ・ハンディキャッピング」という言葉があります。

何かをする時に、自分は不利な立場であると
あらかじめ言い訳ををしたり、
あらかじめ言い訳できるような行動をとること。

例えば、スポーツをするときに「今日は足が痛い」ということを周囲の人たちに広めて、実際うまくできなければ言い訳が立つし、うまくできれば遺体にも関わらずうまくできたとアピールができる、そういう予防的な発言をすることや、試験の前に突然部屋の掃除を始めて、成績が悪かった時に本当はできたけど部屋の掃除をしていたからできなかったんだという言い訳の準備をする行動を言います。
(心理学用語では前者は主張的セルフ・ハンディキャッピング、後者は獲得的セルフ・ハンディキャッピングとよびます。)

いずれも
無意識にそのような言動をとる場合はほとんどで、
周囲からの評価が評価が下がらないように
言い換えれば、
自己評価や自尊心を守る自己防衛のためにとる言動で、
なかなか自分では気づきにくい。

自分自身としては自尊心が守られるので、気分はいいのですが、
目標を達成することよりも自分自身を守ること、ようは
「自我防衛」に意識が向いてしまい、
自身の成長・向上という面からみると、改めるべき思考様式です。

さらには、度々そういうことが重なると周りの人も感覚的に(無意識的に)っその人のセルフ・ハンディキャッピングを読み取ってしまい、印象も悪くなりかねません。

一度ご自身の言動を省みて、セルフ・ハンディキャッピングをする傾向がないかどうか、チェックされてみてくださいね。

セルフハンディキャッピング

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