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2020.05.25 アクティブなメンタルヘルス不調=トラブルメーカー「モンスター社員」

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モンスター社員アクティブに非常識な言動を繰り返すメンタル不調

メンタルヘルス不調というと、活力の落ちた元気のない社員をイメージしがちですが、

その反対のアクティブなメンタルヘルス不調も存在します。

もちろん活力があってアクティブンことは仕事の面では重要なのですが、このアクティブの方向を間違えているのがアクティブなメンタルヘルス不調で、

いわゆるトラブルメーカー

最近では「モンスター社員」と呼ぶばれる人たちです。

その特徴は、仕事に対する姿勢や行動、同僚や上司に対する言動や態度が極端に常識から逸脱していて、

かつ固執した価値観から

常識では考えられない主張や批判をし、

周りの人たちに

迷惑をかける行動を繰り返すことにあります。

時には役員クラスに密告するなどフットワークは軽く、非常識な言動がアクティブゆえに苦慮するところです。

立ち位置も変幻自在で上から目線を取るときもあり、弱屋の立ち位置をとる場合もあり、ポジションの取り方もアクティブです。

 

 

メンタル不調としてのモンスター社員の特徴

メンタルヘルスの不調かどうかの線引きの一つの基準は

病的であるかどうか。

精神障害の診断の世界基準であるDSMでは、障害かどうかの基準として

日常生活に支障をきたす」とありますが、これを一つの目安とするとわかりやすいです。

モンスター社員の特徴は

①病的に自己主張する:周りの人がどれだけ迷惑をこうむっていようとも我関せずに絶対にひきません。

②正誤の基準は自分にある:自分の考え方が絶対基準で、自分の言動はいつも正しいと思っています。

③否定されると全力で過剰攻撃、もしくは過剰防衛する:行動の基準は自分に合って、かつ病的自己主張ですから、執拗に続きます。

④主張するポイントが本来の目的や追うべき効率性から 外れている:自分が重要と考えるか否かが重要で、仕事の目的や効率など頓着しない言動を繰り返します。

 

 

モンスター社員をメンタルヘルス管理の視点からとらえる

もともとの性格傾向からそうなったのか(先天的)、

職場での経験からそうなってしまったのか(後天的)、

はたまたそこに気分の躁(そう)状態が加味された結果なのか、

など、メンタルヘルス管理の視点でモンスター社員の背景を切り分けてみると見極めや対応策に取り組みやすくなります。

 

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