コギト・ブログ

2025.02.05 「なんとなく憂うつ…」その気持ちと向き合うためにできること

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「日常のなかでちょっと気分が落ち込んだ時に

「私、うつかもしれない」

と、わりと気軽に「うつ」という言葉が使われることがあります。

しかし実際には、「うつ病」と「うつ状態」には明確な違いがあります。

「うつ病」は、DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)に基づいて診断される医学的な病名で、専門家の評価と治療が求められるものです。
一方で「うつ状態」は、誰しもが普段の生活のなかで経験しうる気分の落ち込みを指し、その状態自体が必ずしも病気であるとは限りません。

とはいえ、うつ状態は一時的に軽く済むこともあれば、長引くことでやがて「うつ病」へと発展するきっかけになりかねないものでもあります。

ある出来事に対して平気な方がいる一方で、大きなショックを受けて動けなくなる方もいらっしゃいますし、その重さも人によって異なります。
こうした違いには、
性格特性や気質が深く関わっていると考えられています。

うつ状態になったとき、認知行動療法などをはじめとするさまざまな方法でモチベーションや気力を高めるトレーニングを行うことは、もちろん大切な対処法のひとつです。

しかしながら、私は、そうした対処療法に加えて
「なぜ今、自分はうつ状態にあるのか」を探るための自己分析が重要だと考えています。
気分が沈んだり意欲が落ち込んだりする背景には、原因のみならず、
必ず何かしらの要因、例えば性格特性や気質、深層心理が影響しています。
そこをしっかりと見極めることは、再びうつ状態に陥ることを防ぐうえでも、大きな意味を持ちます。

もっとも、自己分析を自分ひとりだけで行うと、どうしても
主観的になりやすく、自分に都合のよい解釈をしてしまうことがあります。

そのため、カウンセラーや心理士など、
第三者の視点を持つ専門家の力を借りてじっくり自己分析を行うことが望ましいといえます。
さらに、そこに
心理検査などの客観的データを組み合わせると、自分自身では気づきにくい傾向や強み・弱みを可視化しやすくなりますので、より深い理解につながることでしょう。

コギトラボでは、専門的なカウンセリングや多角的なアセスメントによって皆さまの自己分析をサポートし、お一人おひとりの特性に応じたアプローチをご提案しています。
うつ状態の早期対処とともに、その根本的な要因を見据えていくことが、こころの健康を保つうえで何よりも大切ではないでしょうか。

今まさに気分が沈み込んでしまっている方も、どうぞお一人で抱え込まず、専門家にご相談ください。

静かで心落ち着く環境のなかで、心を込めて向き合いながら、、皆さまのご状況やお気持ちに寄り添うのが私たちコギトラボの願いです。
小さな気づきが大きな変化につながる一歩となりますよう、私たちはこれからもサポートと学びの機会をご提供してまいります。
うつ状態とは_コギトラボ

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