コギト・ブログ

2015.04.16 脳の機能局在と全体性・・・・高次脳機能障害の理解の一歩

 

脳の4つの部位とその機能の局在
脳は、下の図のように前頭葉、側頭葉、後頭葉頭頂葉の4つのされます。

brain_4

これらの部位はそれぞれ、①運動・意欲・思考を司る前頭葉、
②記憶・聴覚・味覚・嗅覚を司る側頭葉、
③知覚・連合野を司る頭頂葉、
④視覚中枢を司る後頭葉といった異なる働きをもっています。さらにそれぞれの部位は、言語野、聴覚野などとよばれるより細かな部位からなり、それぞれにまた機能があります。

このように、脳の部位がそれぞれ異なる機能を担っていることを「脳の機能の局在」とよびます。
脳の機能の全体性しかし、機能は局在していますが、その各々は全体として統合化されて働いています。たとえば、プリンを食べる時、上手にスプーンですくい上げて食べます。
 
その時、まず、目から「プリン」の視覚情報が入ってきて、それが後頭葉に伝達され、その「物(プリン)」の形や大きさや距離を分析し認識します。。brain_where_whatその情報は、その後、頭頂葉に行く経路(Where経路)と側頭葉に行く経路(What経路)分かれて、頭頂葉と側頭葉のそれぞれに伝達されます。頭頂葉では、プリンまでの距離を瞬時にはかり、側頭葉では「それ」が「プリン」という者であると認識し、「プリン」に関する情報の記憶(固さや食べ物と言った記憶)が掘り起こされます。そして前頭葉で運動をコントロールし、落とさない程度の適度のスプーンの持ち方、プリンの方さに合わせたすくい方、すくってから口に運ぶまでの方向と距離と言った情報が分析され、「プリンを食べる」と言った行動へと統合化され、

上手にバランスをとりながらプリンをスプーンですくって適切に口に運ぶ運動が可能となります。

高次脳機能の障害これらのどれかの機能が故障すると、適切に服が着れなくなったり、今まで普通に使っていたはさみで物がきれなくなったり、のこぎりを使うことができるのにそれがなにであるかわからなくなったりといった問題が生じます。局在している機能の一つ一つが統合化された結果としての行動に問題が生じる障害を総称して ” 高次脳機能障害 ”と呼びます

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